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映画/Movie

 

ヤング≒アダルト

37歳、バツイチ。
大人の女になりきれない女性の心の機微を絶妙に描く感動の物語。


美しくて才能もあるのに、やることなすことが、とんでもない。とても30代の大人の女性とは思えない。彼女のハートは10代の頃のまま──

メイビス・ゲイリー、自称作家、実はゴーストライター。執筆中のヤングアダルト(少女向け小説)シリーズは人気が落ちて終了間近、新作の予定もない。見栄っ張りの彼女には、"自分が思う現実"と"他人から見た事実"の間に落差があった。

そんなメイビスが、妻子のいる元カレとヨリを戻すために帰郷し、大騒動を巻き起こす。果たして、真実から逃れられなくなったメイビスが、たどり着いた境地とは──?


少女時代の輝きを取り戻すため、
元恋人とヨリを戻そうとするメイビス。


ひとり暮らしの狭い部屋で、目覚めるなりペットボトルのコーラをガブ飲みする女、メイビス・ゲイリー(シャーリーズ・セロン)、37歳。今日もここミネアポリスで、二日酔いの朝を迎えた。愛犬にドッグフードを与え、ノートパソコンを開いて仕事に取り掛かる彼女は、自称作家、実はゴーストライター。執筆中のヤングアダルト(少女向け)シリーズは人気が落ちて間もなく終了、新作の予定もない。
最終章の1行目から行き詰まっていると、「私たちにとって最高の出来事」という妙な件名のメールが届く。開いてみるとそこには、生まれたばかりの赤ん坊の写真が。メイビスをムカつかせたのは、高校時代に付き合っていたバディ・スライド(パトリック・ウィルソン)と、彼の妻ベス(エリザベス・リーサー)からの幸せいっぱいの案内だった。
バディと別れた後、他の男と結婚したが、まもなく離婚。ここ数年は恋人もいないが、デートの相手に困ったことはない。普段は着古したハローキティのTシャツにジャージ、スッピンにサングラスというユルさ全開のメイビスだが、気合を入れて着飾れば、それなりの男を、まだまだ簡単に落とせるのだ。
だが、そんな一夜限りの男の隣で虚しい朝を迎えたメイビスは、突然荷物をまとめ、愛犬を抱き、愛車のミニ・クーパーに乗り込むと、故郷のマーキュリーへと出発する。バディと再び恋におちて、輝かしい青春時代を取り戻そうと考えたのだ。


運転しながら、ティーンエイジ・ファンクラブの「ザ・コンセプト」を何度も繰り返しかけるメイビス。その昔バディが作ってくれた、90年代のヒット曲を集めたテープだ。やがて故郷の町に到着したメイビスは、さっそくバディに電話し、翌日に会う約束を取り付ける。


いつまでも大人になれない彼女が、
大騒動の果てに見つけた真実とは──?


その夜は一人でバーに入ったメイビスは、マット(パットン・オズワルト)と名乗るパッとしない男から声をかけられる。高校の同級生だというのだが、メイビスは覚えていない。すっかり酔いがまわったメイビスは、マットに帰郷の本当の理由を打ち明ける。「いまだに愛し合っているバディを取り戻しに来たの」。憧れの存在だったメイビスの、ブッ飛んだ言動に驚いたマットは彼女を諭すが、メイビスは耳を貸そうとしない。
翌日、念入りにメイクし、セクシーに着飾ったメイビスは、町のダサいレストランでバディと再会する。バディは父親になった喜びを語るが、それがなぜかメイビスがマットに報告するときには、「バディは不幸よ。まるでゾンビの生活だって」に変換されてしまうのだ。さらに別れ際の軽いキスが、メイビスに決定的な確信をもたらしてしまう。
バディから赤ちゃんの命名式に招待されたメイビスは、「これが全ての始まりなの。彼の決断は明白だわ」と心配するマットに宣言、自信満々でバディの家へと乗り込んでいくのだが──。


●出演:シャーリーズ・セロン/パトリック・ウィルソン/パットン・オズワルト/エリザベス・リーサー
●監督:ジェイソン・ライトマン
●脚本:ディアブロ・コディ


配給:パラマウントピクチャーズジャパン
2012年2月25日(土) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
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