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映画/Movie

 

ボーン・レガシー

3部作が切り拓いたアクション映画の新境地は“通過点”に過ぎなかった― 3部作が切り拓いたアクション映画の新境地は“通過点”に過ぎなかった―

CIAが極秘裏に行なっていた暗殺者養成プログラムによって造られた暗殺のスペシャリスト、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。
記憶を失った彼が過去と国家の巨大な陰謀を暴いていくシリーズは、世界中の都市を舞台に繰り広げられる臨場感溢れる全く新しいアクション映画として大ヒット記録を樹立した。ハンディカメラを駆使した緊迫した映像と、通常の映画の4倍以上のカット数で展開される超高速カット割はアクション映画の新機軸を築き上げた。『ボーン・アイデンティティー』、『ボーン・スプレマシー』そして『ボーン・アルティメイタム』の3部作では、ボーンが造られた<トレッドストーン計画>、そのアップグレード版である<ブラックブライアー計画>の謎が解き明かされていく。
そしてこの最新作は、シリーズのキャスト・スタッフが再集結して描くのは 、その同じ世界・同じ時系列で進行していた更なる壮大な陰謀が描かれる。ボーンの死闘によって暴かれた国家機密は、氷山の一角に過ぎなかったのだ…。

ボーンが<トレッドストーン計画>の秘密を暴くその裏で、更なる極秘プログラム<アウトカム計画>が遂行されていた。情報漏洩によってCIA長官(スコット・グレン)及び国家全体が危機的状況に陥ることを恐れ、国家調査研究所の司令塔リック・バイヤー(エドワード・ノートン)は証拠隠滅のために<トレッドストーン計画>及び全てのプログラムを抹消することを決定。


<アウトカム計画>の“最高傑作”とされるアーロン・クロス(ジェレミー・レナー)にも追っ手が忍び寄る。身の危険を察したアーロンは、工作員の体調を管理する研究者、マルタ・シェアリング博士(レイチェル・ワイズ)とともに打開策を模索する。行きついた先はフィリピン、マニラ。彼の地にはプログラムのトップ・シークレットが隠されていた…。


国家の陰謀を巡る氷山の一角を切り崩すような、<ボーン>シリーズの新チャプターの幕開け 国家の陰謀を巡る氷山の一角を切り崩すような、
<ボーン>シリーズの
新チャプターの幕開け


<ボーン>シリーズと同じ時系列のその裏では、ボーンすら暴くことができなかった壮大な計画が進行していた。アクション映画の新機軸を築いたシリーズの最新作で、衝撃の全貌が明らかになっていく!

イースト・リバーに身を沈めたジェイソン・ボーンのように水中を泳ぐシーンから始まる今作。
舞台は極寒のアラスカ州から、CIA本部のあるワシントンDC、隔離された田舎町にあるステリシン・モルランタ社、そしてウイルス培養の研究所があるフィリピンのマニラへと渡る。クライマックスのマニラのスラム街を舞台にしたアクション・シークエンスでは、アーロンとマルタが乗ったバイクが高速道路から入り組んだ一般道へ、更には階段の昇降までスピーディなアクションを繰り広げる。
これまでのヨーロッパで繰り広げられていたアクション・シークエンスとは一味違う、灼熱と喧騒のなかのチェイスは新シリーズの幕開けにふさわしい。

マット・デイモンを真のハリウッド・スターに押し上げたジェイソン・ボーンに続く新キャラクター、アーロン・クロスを演じるのはキャサリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』と『ザ・タウン』(ベン・アフレック監督)でアカデミー賞にノミネートされた実力派のジェレミー・レナー。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』での凄まじいアクション能力も記憶に新しい彼が、細胞操作によって造られた“最高傑作”を演じる。服用していた薬が切れたことで肉体的・精神的に苦痛を強いられた彼が、知らないうちに国家の陰謀に加担させられていたマルタと共に生きる術を求めて逃走する様は悲哀に満ち、観るものの倫理観を揺さぶる。


探究心が強く、気付かぬうちに危険な職務に身を染めていたマルタ・シェアリング博士を演じるのは、『ナイロビの蜂』でアカデミー賞助演女優賞を受賞しているレイチェル・ワイズ。ほぼ司令室から動かずに遠隔操作で作戦を遂行する冷酷な国家調査研究所の司令塔バイヤーには、ハリウッド随一の演技派、エドワード・ノートンが配された。
もちろん、<ボーン>シリーズのキャストたちも再集結し、ジェイソン・ボーン対CIAの逃走劇の裏で同時進行している壮大な計画を描き出す。<トレッドストーン計画>に疑問を抱き、中立を保つCIA内部調査局長パメラ・ランディ役のジョアン・アレン、<トレッドストーン計画>、<ブラックブライアー計画>を指揮し、ボーン暗殺を掲げるCIA対テロ極秘調査局長ノア・ヴォーゼン役のデヴィッド・ストラザーン、CIA長官のエズラ・クレイマー役のスコット・グレン、<トレッドストーン計画>の生みの親であるアルバート・ハーシュ博士役のアルバート・フィニーら、<ボーン>シリーズに欠かせないキャストが再び顔を揃えている。

『ボーン・レガシー』では、ボーン3部作で脚本を担当し、映画版「ジェイソン・ボーン」の生みの親であるトニー・ギルロイが自らメガホンを取る。脚本家として成功を修めた後に、ジョージ・クルーニー主演のサスペンス『フィクサー』で初監督を務め、二作目のクライヴ・オーウェン、ジュリア・ロバーツ主演のスパイ・アクション『デュプリシティ〜スパイは、スパイに嘘をつく〜』に次ぐ監督第三作目となる。
<ボーン>シリーズから張り巡らされた伏線に時間軸や世界各地の舞台が複雑に絡み合う多重構造の物語は、シリーズの生みの親であるギルロイならではの手腕でまとめあげられている。まさに、国家の陰謀を巡る氷山の一角を切り崩すような、<ボーン>シリーズの新チャプターの幕開けである。


●監督・脚本:トニー・ギルロイ
●出演:ジェレミー・レナー/レイチェル・ワイズ/エドワード・ノートン/アルバート・フィニー/ジョアン・アレン/スコット・グレン/デヴィッド・ストラザーン


配給:東宝東和
大ヒット上映中!
上映:TOHOシネマズ甲府
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