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ブラックお仕事術!絶品(?)ハングリー精神の極旨レシピ

「ハングリー精神」ってなんだろう?

昨年の10月5日に、ある実業家がこの世を去りました。
世界で最も売れるリンゴ(ロゴ)の会社、アップル社のCEOであるスティーブ・ジョブズ氏です。アップル社といえば、iPodをはじめ、ユニークなコンピュータ商品やITサービスで世界を魅了し続けた大会社。スマートフォンやタブレットPCの爆破的な普及も、この会社の功績と言えるでしょう。おかげで私たちビジネスウーマンも、覚えることがたんと増えました。

数々の伝説を残したジョブズ氏の中でも、今もっとも有名なのは
「Stay Hungry. Stay Foolish」

日本では「ハングリーであれ、愚かであれ」という和訳で有名な名言です。テレビで見た人は多いのではないのでしょうか。あるいは、使えもしないiPadを持った部長が「今日から我が部署のスローガンはこれだ!」とドヤ顔で言っていた、なんて話を最近耳にしませんでしたか?
「ハングリー精神」ってなんだろう?
確かにすばらしい言葉です。だってIT業界の先駆者であるジョブズ氏の言葉なんですから。この名言が出てくる2005年のアメリカ、スタンフォード大学卒業式でのスピーチはそれはそれはためになります。

ですが、いきなりこの
「ハングリーであれ、愚かであれ」と言われても―――

はて、私たちはどう行動すればいいのでしょう?このままの意味で取るのであれば、ビジネスの場面でのハングリーは大体の確率で「ハングリー精神」のことを指すと思われます。次の愚かであれというのは、仕事をサボったり手を抜いたりする愚かな行為、ではなくて、「愚直に、素直に」という意味なのでしょう。

で、私は思ったのです。「ハングリー精神」ってなんだろう? と。

ハングリー精神はハングリーな精神

この名言に限らず、ハングリー精神というのは至るところで耳にします。それはもう、耳にタコができるほどに。では、この「ハングリー精神」っていったいどんな精神のことを指すんでしょうか?

一般的には「貪欲に知識を吸収すること」とか「多様な創造性」とか言われます。
しかし、こう言われて「言っていることは大体わかる人」はいるけれど。「ピンとくる人」はあまりいないのではないでしょうか。仕事内容を完璧に把握すればいいのか、ネットや新聞でニュースを見まくればいいのか、今まで市場になかった斬新な商品を生み出す努力をすればいいのか―――
ややこしいので、話を簡潔にしましょう。
皆さん、「Hungry」の意味は知ってますね?分からなかったらggってください。学校の教師に聞くより早いですよ。そうです、「おなかが空いていること」です。元々、ハングリー精神はお金のない人がその日の食い扶持を稼ぐ事から来ています。人間誰だって、お腹が空けば食べ物が欲しくなりますよね。食べなきゃ死んでしまいます。

ハングリー精神はハングリーな精神 その精神、と言われたら
―――ずばり「行動力」でしょう。

ハングリー精神の根本にあるプロセスは、生きる為に食べる→食べる為には働いてお金を稼ぐ→稼いだお金で食べ物を買って食べる。つまり、生きる為の行動です。 だから、難しく考えなくて良いのです。ハングリー精神はハングリーな精神。「食べたい」という人間の根本的な欲求を満たす行動なのです。よく耳にする「独自性」やら「創造性」やらは、その行動の結果ということですね。

先程のジョブス氏の言葉をこれで意訳するなら、
「素直に行動しましょう」となるでしょう。

愚かに―――
つまり余計な疑問も心配もせずただ行動する。それが彼の伝えたかったことなのではないでしょうか。

ハングリー精神は新人の持つ最強の武器。

最近、上司が「この頃の若い奴はハングリー精神がなくていかん」とか言っているのを耳にしませんか?そう言っているあなたはどうなんだ。ハングリー精神を持っているのか、と言いたくなりますね。
しかし、もしこの上司が結構なお歳であるなら、ハングリー精神を求めるのはちょっと酷かもしれません。

ハングリー精神は行動力です。そしてその「とりあえず何かをしよう」という愚直な考えは、若者の思考そのものであります。かっこ良く言えば、リスクや結果に対する恐怖が何事にもチャレンジしていく、ということです。
新人には社会での知識がほとんどありません。ある程度知っていたとしても、それを活かしきれる人はほんの一握りです。ほとんどの新人はそれを若さからくるパワー無理やり補っています。そのパワーの1つがハングリー精神です。
つまり、ハングリー精神は若さの力とも言えるのです。

しかし、この若さも年が経てばなくなります。ある程度の年齢まで行くと、若さの力であったハングリー精神はほとんど前には出てきません。稀に、どんなに歳をとってもハングリー精神を持つ人がいますが、あれは特別な例です。ほとんどの人は高齢になればこの力はなくなります。
代わりに、今まで生きてきた中で培った知恵と技術が力になります。これは逆に、若手や新人にはない力です。故に、歳がそれなりにある上司にハングリーを求めるのはナンセンス。

会社はこうした
「若さのハングリーな力」と「高齢者の培った知恵と技術」
のバランスが取れていると、「若手の大胆な発想で面白いけど、細かい部分は知識を持った私たちがやろう」のような感じで綺麗にまとまります。そして会社を盛り上げるのは、圧倒的に前者の方です。
更に言うと、この若さの力は全ての若手、新人に備わっています。あとはどう使うかだけです。

えっ、使い方がわからない?それこそよく本やテレビで書いてあること―――「失敗を恐れない」です。そこまで深刻に考えることはありませんよ。とりあえずやって、ダメだったら上の人が何とかしてくれるんですから。怒られのは嫌ですけど、それも「まだまだ自分には時間がある」と若さで乗り切りましょう。

ハングリー精神は新人の持つ最強の武器。 ハングリー精神は若さの象徴であり、最大の武器であり、誰もが持っているものです。しかし、残念ながら使用期限が付いているものでもあります。くすぶらせているようであれば、どこかでどーんと開放してあげましょう


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