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お出かけ/Outdoor

 

第44回 甲州市ふるさと武田勝頼公まつり

武田家終えんの地で行われる地元密着型の祭り

武田家終えんの地として知られる甲州市大和町で毎年行われている甲州市ふるさと武田勝頼公まつり
第44回となる今年は天候にも恵まれ、たくさんの観光客でにぎわいました。
近年の歴史ブームの影響か、会場には県外からの観光客も多く見られました。
武田一族に関連する県内のお祭りには甲府市の信玄公祭り、笛吹市の川中島合戦戦国絵巻などがあり、この甲州市ふるさと武田勝頼公まつりはこの地で自害した勝頼公をしのぶためのものです。
武将たちとのふれあいや地元の名産物の屋台販売など、さしずめ地元密着型といったアットホームな雰囲気は、しっとりと祭りを楽しみたい人向きです。


威風堂々「勝頼公軍団出陣絵巻」

まつりのメインとなる、毎年恒例の勝頼公軍団出陣絵巻。勝頼公、山本勘助、北条夫人、湖衣姫ほか、武者たちは一般公募で選ばれました。
入陣が始まると、見物に訪れた方はその姿に見入ったり、カメラを構えたり。熱い視線が注がれる中、武者行列は堂々と進んでいきます。特に、馬にまたがり登場した勝頼公は威厳たっぷりで、役者顔負けの登場シーンを演じてくれました。
青い空に緑萌ゆる山々、最高のロケーションに戦国時代の衣装や小物たちがぴったりはまり、時代を巻き戻したかのように感じられました。


戦国武将大立ち回り!迫力のパフォーマンスは“ 歴女 ”必見

巫女の舞、信勝公環甲の儀、三献の儀と出陣前の儀式がつつがなく行われる中、突如現れたなぞの忍者たち。
「ハプニング!?」と会場は一瞬緊張に包まれましたが、実はこれ、毎年行われている祭りの演出なのです。
パフォーマンスの内容は毎年少しずつ違い、今年は敵の忍者に襲われた“ お屋形さま ”を上杉謙信の家臣・直江兼続が助けるというもの。殺陣も見ごたえがあり、歴史大好きな“ 歴女 ”の皆さんにも満足していただけそう。
“ お屋形さま ”のピンチを救った兼続には、この後褒美が授けられました。

勝どきの声を上げて儀式は終了。軍団は無事出陣して行きました。