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お出かけ/Outdoor

 

第56回 甲州市かつぬまぶどうまつり

日本有数のぶどうの産地
勝沼で行われる
ぶどうとワインの祭典


甲州市かつぬまぶどうまつりは、日本有数のぶどう・ワインの産地である勝沼で行われ、今回で56回目を迎える伝統あるお祭りです。例年10月上旬に開催されるおなじみのイベントですので、山梨に暮らすみなさんは今年も“ 秋 ”がやってきたのだとしみじみ感じることでしょう。
この「ぶどうまつり」ですが、昭和9年、雀宮神社の祭典に合わせ一年の収穫を感謝する秋祭りとしてさまざまな催し物が行われたのが起源になったといわれています。

当日は勝沼の特産品であるぶどう・ワインの無料サービスをはじめ、パレードやステージショーなど多くのイベントが行われました。
「ワイン村」では500円の試飲用ワイングラスを購入すると、勝沼地域のワイナリーのワインを自由に飲むことができます。とてもたくさんの人でにぎわっていて皆さんほろ酔い気分でした。でも飲酒運転は絶対にしないでくださいね!お酒が飲めない方には、ぶどうジュースのサービスもあります。
また、「ぶどう村」では市が主催する品評会で入賞した甲州ぶどうを楽しむことができます。もちろん会場では勝沼産のぶどうを購入することもできます。お土産にはもってこいですね。

イベントも充実
見て食べて遊んで大満足


会場では、ぶどうの早食い競争も行われました。多くの人が並んでおり、みなさんやる気まんまんです。早食い競争で食べられるぶどうは、「甲州」という山梨を代表するぶどう。とても甘いのに、香りは比較的あっさりしていて酸味も弱く、癖のないのがこの品種の特徴と言われています。

メイン会場は中央公園広場にある「イベント村」です。そこでは主にステージショ-などが行われました。
その中から勝沼小学校ソーラン踊りとよさこいソーラン踊りの様子をお届けしたいと思います。

まずは勝沼小学校有志によるソーラン踊り。とても力強く踊っていて小学生ながらもなかなかの腕前です。
山梨各地にあるソーラン節サークル「ジョイソーラン」によるソーラン節は、色鮮やかな衣装を身にまとい、大人も子どもも一丸となって息のあったパワフルで切れのあるソーラン節を披露してくれました。


夜空を彩る幻想的な鳥居焼き

そして日が沈んだ後には、このぶどうまつりの名物「鳥居焼き」が行われました。
この「鳥居焼き」は、先祖を供養する盆の送り火として江戸時代より伝えられてきたもの。また、1年の収穫に感謝する行事でもあります。
地元中学生による聖火隊が大善寺護摩法要で採火した聖火を持ち町内4箇所を廻り、柏尾山鳥居平に設けられた護摩木へと点火すると、辺りからはわっと歓声が。
すっかり涼しくなった勝沼の夜空に浮かぶ鳥居の形の火が、打ち上げ花火とともにとても幻想的な雰囲気を醸し出していました。

甲州市かつぬまぶどうまつりは、次回も同時期に開催予定。
山梨の“ 秋 ”を満喫したいなら、ぜひこのイベントに足を運ぶことをおすすめします。