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お出かけ/Outdoor

 

“未体験”の創作スペース スパティオ小淵沢 体験工房

新しいランドマークの
大きな魅力は


中央道小淵沢ICから車でおよそ3分、JR中央線の小淵沢駅からは徒歩でおよそ30分。八ヶ岳連峰を仰ぎみる北杜市小淵沢町に誕生した「道の駅こぶちざわ」内のテーマパーク「スパティオ小淵沢」が、いま話題を呼んでいます。
高濃度の天然ミネラル温泉をはじめ地元の食材をいかした薬膳レストランや農産物直売所など、充実した宿泊施設も相まって北杜市ならではの楽しみが凝縮されたその施設。

なかでも、さまざまな創作を体験できる「スパティオ小淵沢 体験工房」がひときわ大きな反響を生んでいるためです。

機織り、ステンドグラス、
パン作り、etc…


広々とした吹き抜けログハウス風の体験工房では、1階と2階のフロアにそれぞれ体験スペースの“工房”が構えられていて、訪れた人々はその場で作品づくりにトライできるようになっています。

機織り(はたおり)や藍染めといった伝統的な工芸ジャンルからフラワーアレンジやステンドグラス制作といった現代的創作、さらには地元産のオーガニック素材を使ったそば打ちまで。体験できるメニューはなんと15種類にもおよびます。

フロアの棚という棚にならんだ作品は、一見するとどれもこれも長い日数をかけて作りあげたように見える立派なものばかりですが、気軽に取り組めるのが体験工房の魅力。 限られた旅行スケジュールのなかでも仕上がるよう、各工房で講師の方々が丁寧にアドバイスをしてくれますから心配はいりません。

もともと豊かな自然のなかで創作活動に励むアーティストが多かった北杜市エリア。 各ジャンルで活躍するスペシャリストが講師として集まっているものですから、ついつい長居してしまい、数時間の滞在でいくつも違う制作を体験していく方も多いそうです。


いつのまにか“ものづくり”に没頭できる空間

取材に訪れたのは土曜日の午後。八ヶ岳のやわらかい陽ざしが差し込む空間に色とりどりの作品が所狭しと展示してあるフロアは、それ自体が豊かな色彩を帯びた作品のよう。時間さえゆっくり流れているようなその場所で、日常の喧騒を離れてものづくりに没頭できる環境こそ、体験工房の大きな特長と言っても良いでしょう。

八ヶ岳の麓という大自然に包まれていることが、人々の感性になにか作用しているのかも知れません。取材中にふと「フラワーアレンジ」のスペースを覗いてみると、まさにいま作品を制作中の親子連れが。小さな瞳で作品に向き合うお子さまの表情は真剣そのもの。みるみるうちに綺麗な作品に仕上がっていくさまが、体験工房の魅力を表しているようでした。

旅の発見に新しいスパイスを

体験メニュー自体はどれも本格的に作り込むことができるものばかり。大人でも楽しめるスポットであることは間違いありません。団体プランもありますから、趣向を凝らした新しいぶらり旅の行く先として山梨の皆さまにもぜひ楽しんでいただきたいところです。もっとも、それぞれの体験は定員や受付時間も異なり、予約が必要なメニューもありますから、訪れる方は前もってホームページでスケジュールをチェックしておくことをお勧めします。

レジャーを満喫する旅、料理を味わう旅、美しい風景のなかをドライブする旅、あるいはそれを写真に収める旅…。 観光スポットの多い八ヶ岳エリアでは人の数だけ楽しみかたも分かれるところですが、手を動かして作品を残す旅というのは全国でも意外と少ないもの。 北杜市周辺の移動中、小淵沢ICの看板や小淵沢駅のアナウンスに気付いたら、とりあえずは“成り行きまかせの途中下車”で体験工房に向かってきてはいかがでしょうか。新しい発見が、何より自分の内側から湧き出てくるかもしれません。


八ヶ岳山麓の新名所「道の駅こぶちざわ」に誕生した創作体験施設。陶芸&サンドブラスト、シルバーアクセサリー、フラワーアレンジ、とんぼ玉、機織り、フェルト、ガラス磁器絵付け、キャンドル、押し花、藍染め&草木染め、ステンドグラス、革小物、そば打ち、漬物&惣菜作り、パン作りと、15種類の体験メニューが用意されている。
山梨県北杜市小淵沢町2968-1
電話 0551-36-6121
FAX 0551-36-6122
営業時間 10:00~17:00(体験受付時間は10:00~16:00)
メール taiken@mx2.nns.ne.jp