特集/Special
ファッショントレンドの生まれかた
2012年冬のトレンドファッションは襟付、レザースカート、猫柄、スヌードなど今年も様々な種類がありましたね。このトレンド（流行）は毎年新しいものが生まれ、前の流行は消えていく・・・この繰り返しです。では「トレンド」とはどこから生まれ、誰が決めているのか気になったことはありませんか？
今回は「トレンド」の流れについてご紹介します。
トレンドは2年も前から
決まっていた
私たちが、毎年「今年流行っているもの」として受け取っている「トレンド」の大半は、業界側が意図して仕掛けているものなのです。
【大まかな流れ】
1．流行色の方向付け
→インターカラー（国際流行色委員会）など
2．ファッショントレンドの方向付け
→トレンド情報会社
3．素材の方向付け
→プルミエール・ヴィジョンなど
4．デザイナーのコレクション発表、
アパレル企業の展示会開催
5．小売店での商品展開
流行色の方向付けは小売店での商品展開の約2年前から始まります。
つまり「今年のトレンド」として実際ショップで商品を見る2年も前から、トレンドを生み出す作業は始まっている、というわけです。
では、それぞれのプロセスについて、詳しくご説明しましょう。
1.流行色の方向付け
第1ステップは、インターカラーによる、流行色の決定です。
インターカラーとは、「国際流行色委員会」と呼ばれる、世界14カ国（オーストリア／中国／コロンビア／チェコ／イギリス／フィンランド／フランス／ハンガリー／イタリア／日本／韓国／ポルトガル／スイス／トルコ）からなる、国際間で流行色を選定する唯一の機関のことで、1963年に発足した委員会です。
インターカラーでは、実シーズンの約2年前に、加盟各国が提案色を持ち寄り、6月に春夏のカラー、12月には秋冬カラーを選定しています。このインターカラーによる選定色を基に、界各国でトレンドカラーの方向付けが行われていくわけです。
2.ファッショントレンド
の方向付け
第2ステップは、トレンド情報会社による、ファッショントレンドの方向付けです。
インターカラーの選定色を受けて、欧米各国のトレンド情報会社が、カラーの他、素材、シルエットなど総合的なファッショントレンドを予測し、情報を発信していきます。
このトレンド情報会社は、「スタイリング・オフィス」とも呼ばれ、それぞれ独自の「トレンドブック」なるものを発刊しています。
「トレンドブック」とは、カラー、素材、プリント、スタイリングなど何種類にも分かれていて、価格もかなり高額です。
トレンドオフィスで有名なのが「トレンド・ユニオン」、「プロモスティル」、「ネリーロディ」、「カルラン・インターナショナル」です。
この時期、欧米の（主にパリ）トレンド情報会社から発信されるトレンド情報を参考に、デザイナーは「デザイン」を、テキスタイルメーカーやヤーンメーカーは「素材」を開発していくのです。
3.素材の方向付け
第3ステップは、素材の展示会開催による、素材の方向付けです。
まず「ヤーン展」、糸の展示会が開催されます。
パリで開催される「エクスポフィル」や、フィレンツェで開催される「ピッティ・フィラティ」などが有名ですね。
ここで、トレンドカラーを意識した、アパレルの根本原料である「ヤーン」が決まります。
糸の展示会の後、服地の展示会であるテキスタイル展が行われます。
国際的に影響力のある展示会としては、リールで開催される「ティッシュ・プルミエ」、コモでの「イデア・コモ」、ミラノでの「モーダ・イン」、フィレンツェの「プラトーエキスポ」、そしてパリで開催される「プルミエール・ヴィジョン」が有名です。
ここで、テキスタイルのトレンドが決定します。
4.デザイナーのコレクション発表、アパレル企業の展示会開催
ヤーン展、テキスタイル展を基に行われるのが「デザイナーコレクション」です。
パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京、マドリードのデザイナーコレクションは有名ですね。
この頃になるとやっと、一般の人たちに向けての、ファッショントレンド情報が、発信されるようになってきます。
また、各アパレルメーカーの展示会も順次スタートしてきます。
それに伴い、国内の一般ファッション誌からもトレンド情報が発信されるようになり、徐々に、消費者の間に次のトレンドが浸透していくようになります。
5.小売店での商品展開
そして、ファッショントレンド情報が消費者の間に浸透した頃に、各ショップの店頭に商品が実際に並び始めます。
「トレンド」が世間に出始めるまでには約2年の歳月がかかっていますが、どんなに時間をかけても生まれた「トレンド」にはアタリもあればハズレもあります。
しかし、あまり売れていない、意外と流行っていないからといってせっかくトレンドとして紹介されている商品を身につけないのはとても残念なことです。流行を身に着けるのももちろんオシャレの一つですが、本当に自分が気に入ったものを身に着けることが一番のオシャレなのです。
今年一押し 誰にも負けないファッションアイテム
セシールオリジナルショップ
『ANITA ARENBERG』からご紹介します。
人気の定番バッグ「ミュンク」
ダコタ・ローズ着用お気に入りアイテム。さらに進化した、完璧な定番トート。
登場以来、さまざまなカラーや素材で、多くのお客様に支持いただいてきたアニタの定番バッグ”ミュンク”が、新しいデザインになって登場。
スクエアシルエットだから、いろんな形のモノを入れやすく、充分なマチでたくさん入ります。厚みのあるモノから、雑誌など1日の荷物プラスαが余裕で入って、型くずれしないのが、嬉しいポイントです。
今回のミュンクはここが違う
「進化ポイント」
皆様の声で最高のミュンク誕生。秋冬ではお客様の声を反映し、より使いやすいデザインに進化しました。
POINT.1
フロントに大きく便利なポケットが！
ご意見の多かった外側のポケットの追加を実現。フラップベルトデザインで上品に、ミュンク本来の魅力をさらに惹き出した完成度。
POINT.2
ハンドルが長くなって肩掛けがラクラク♪
10cmも長くなったので肩掛けしやすいデザインになりました。
価格：3,600円（税込）
カラー イエローオーカー×ボルドー、アンティークブルー×グレー、ダークブラウン×オレンジキャメル、グレー×ネイビー、ブラック×ベージュ、アンティークピンク×ダークグリーン、サンドベージュ×オーク、レッド×マスタード、オリーブグリーン×ピンク、オレンジ×マホガニーブラウン、タン×ブラウン
愛されすぎて累計21万足！ANITAのアイコンフラワーパンプス
無敵のカワイイを、今度も。
抜群の可愛さを誇る、ANITAのフラワー。どんどん進化し続ける最愛パンプスに、また新しく、キュートな表情が仲間入り。コーデにプラスすれば、上品な印象が手に入る、正統派なガーリーさが魅力的です。品良く女の子気分を味わいたい日のお出かけに、マストな一足です。
今回のアイコンフラワーパンプスはここが違う
「進化ポイント」
ツィード、チェック、レトロカラーの3アイテムが新たに登場。今回のフラワーはボディからしっかり自立したマテリアルで存在感アップ！いつまでも、ふっくら可愛いお花を楽しめます。
ツィード
深みのある、シックな配色のMIXツイードが、クラシカルな印象。温かみのある、ざっくりとした編み目が季節感たっぷりで、ガーリーコーデに相性バツグンです。
チェック
秋冬カラーを織り交ぜた、シェパードチェックで、今までにない端正な雰囲気に。流行にとらわれないデザインで、足元をいつまでも華やかに彩ります。
レトロカラー
レトロな表情を高めるマルチカラーのお花は、今まで以上の可愛さを発揮。ボディと異素材で、センス◎な遊び心も。
価格 各1,999円（税込）
【ツイード】
カラー パープル×マルチ、オリーブグリーン×マルチ、ブラック×マルチ、ブラウン×マルチ、レッド×マルチ
【チェック】
カラー ホワイトチェック×ベージュ、ブラウンチェック×ブラウン、クリームチェック×ブラック、ダークブラウンチェック×ダークブラウン、ベージュチェック×ダリアパープル、グレーチェック×グレー
【レトロカラー】
カラー サーモンピンク×マルチ、グリーン×マルチ、オーク×マルチ、カーキ×マルチ、オレンジ×マルチ、ダークブラウン×マルチ、パンプキンオレンジ×マルチ、ブラック×マルチ、グレー×マルチ、ダークパープル×マルチ、アクアブルー×マルチ、キャメル×マルチ
足元のオシャレは“福助”におかませ
バタフライ
ブロンドベージュ ￥1,050
今年流行のタトゥーストッキングは、さりげないバタフライモチーフ
なので、取り入れやすいデザインです。
ドットチェック
ペールグレー ￥1,050
今シーズンも注目のチェック柄を
人気のドットで表現したデザインです。
クラウンバイヤス
ミドルグレー ￥840
今シーズンも人気のドットがバイヤス状に入ったデザイン。
バイヤス柄は脚のラインを引き締めて見せるため、美脚効果もあります。
ブロッサムケーブル
ブラック ￥735
美脚効果のある縦のラインのケーブル柄のタイツは、
ゴールドのラメ感が今年らしいデザインです。
月～金 10：00～17：00（土曜、日曜、祝祭日、夏期休業、年末年始を除く）