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12.12018
国宝松本城!戦国時代の古城
現存する五重六階の木造天守の中で日本最古!
日本の重要文化財に指定されている城郭建築の中で国宝に指定されているのは、松本城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城の5城のみ。
現存する五重六階の天守としては松本城が日本最古の古城なので、極めて貴重なお城ということが分かります。秋晴れの中、お堀の水面には、逆さ富士ならぬ逆さ松本城が映り込み、趣があります。黒漆塗りなのがいいですね。
ところが漆黒の要塞が故に、別名、烏城(からすじょう)と言われているらしいです。微妙!?
このなんともフォトジェニックなお城の歴史に少しだけ触れると、戦国時代の初めに守護大名小笠原氏の支城としてこの地に「深志城」が築かれたのが、現在の城の前身であるといわれている。
1550年に甲斐の国(山梨県)の武田信玄公が小笠原長時氏を追放し、深志城を信濃支配の拠点としました。1582年に織田軍により武田勝頼公が滅ぼされると、戦況に応じて城主が代わり、最後は小笠原氏が深志城を奪還して松本城へ改称しました。
廃藩置県になって藩は解体し、松本城は売り払われたり取り壊されたりされる運命だったが、天守閣を買い戻そうとした有志らにより手厚く守られ、修復・保存されてきました。
先見の明のある人々のおかげで、今もこうして貴重な木造天守を見られると思うと、感慨深い。断捨離が流行っているけれど、いつの時代も本当に大事なものを見分けられる目を持たないといけないですね。
松本城は、本丸、二の丸、三の丸、内堀、外堀、惣堀をもつ平城です。そして広々とした三重の水堀には、白鳥が優雅に泳いで観光客を迎え、近づくとたくさんの鯉も大きな口を開けてお出迎え。
太鼓門の石垣を見ると、重量22.5tの大きな玄蕃石がある。目の前にするとスゴイ!これだけ巨石の石垣を見たことはありません。松本城は加工せずに自然の形のまま積まれている野面積みタイプとのこと。
次は、視点を変えて絶景のビュースポットへ!松本城の東側に位置する松本市役所の展望室へ移動します~
ここは、無料で松本城をはじめ市内を360度一望できる穴場です。展望室へは、エレベーターで5階まで行き、更に階段を2階昇った所にある。ご覧の通り、ここからの眺めは、本当に素晴らしい!
松本城天守閣と、北アルプスが見渡せ、秋なら紅葉まで楽しめます。
お城周辺の善光寺街道(北国街道)として栄えた中町通りなど城下町らしい風情ある街並みも魅力的です。甲府市の城下町にもこんな景色が見られたら、また違っていたのでしょうね。松本市が羨ましぃ~
松本城
長野県松本市丸の内4-1[ GoogleMaps ]
◆お問い合わせ
松本城管理事務所 電話:0263-32-2902
◆交通
長野自動車道 松本ICから車で15分
◆駐車場
有料駐車場あり
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