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中小企業のための事業継承セミナー

今日はちょっとビジネスのお話です。ペン
先日甲府商工会議所で行われた「中小企業のための事業継承セミナー」に行って来ました。
中小企業の経営者、若手後継者にむけて事業継承の手段や進め方を
わかりやすく説明してくれました。聞き耳を立てる
まず第一部
上野会計事務所の上野氏山梨M&Aセンターの功刀氏
「事業継承の円滑な進め方」
まず事業継承とは簡単に言ってしまえば、経営のバトンタッチ、会社を後継者に譲るということ。ジョギング
今この事業継承が各所で話題になっているのは、
ここ14年ほどで廃業する企業が新規開業企業の数を急激に上回ってしまったからだそうです。撃沈
さらに、廃業した経営者の25パーセントが後継者不在の上、何の対策もしていなかったのが原因でした。

たしかに、目の前に問題が発生してるわけでも、利益を生むわけでもない問題に
積極的に取り組むのは難しいです。つい後回しです。しょんぼり

そんな事業継承対策。いつから始めればいいかというと、
だいたいオーナーが60才または後継者が30才くらいからだそうです。
ここで事業継承を武田信玄に例えて説明してくれました。
武田信玄の子ども達は、
長男 義信→謀反により自害
次男 信親→盲目
三男 信之→10才で死亡
と、ことごとく後継者がいなくなり側室の子四男 勝頼が武田家を継ぐ事になりました。
この勝頼。不出来な後継者として武田家を潰した張本人と言われてきましたが、
信玄は側室の母方にいた勝頼を呼び寄せたと思ったら十分な事業継承対策もせず、すぐに亡くなってしまいました。
さらに亡くなる前に、勝頼を家臣の前であくまで代理の当主と言い放ち、
勝頼の子、信勝を16歳になったら当主とするようにと遺言を残しました。
そこまで言われてしまった勝頼は、父の遺言を破り無理をして戦をしましたが、
古参の家臣の信用が得られず、武田家は内部から崩壊してしまったといいます。
もし信玄の事業継承が上手くいき武田家が栄えていれば、
山梨ももっと栄えただろうと言う功刀氏…
うーん。一代の事業継承が上手くいかなかったがために崩壊してしまった家(事業)。
学ぶことは多いです。。

そして第二部
日本M&Aセンターの大山氏
「中小企業のM&Aの考え方・進め方~社員を幸せにする中小企業のM&A」
M&Aとは買収・合併。
具体的には、株式の売却・買収、事業の譲渡・譲受、合併、資本参加等です。
実際にあった事例として、片田舎の金型屋さんのM&Aを話して下さいました。
この金型屋さん売り上げ12億、経営利益1億のとてもいい会社でした
しかし実子は銀行の支店長になっていて経済的にも後を継ぐ動機がなく、
優秀な従業員を社長にしましたが、職人気質のため経営者には向きませんでした。
途方にくれたこの前社長は廃業も考えましたが、大山氏のコンサルタントで、
見事金型事業を自社に取り入れたかった大企業に買い取られました。
しかも、買収と言っても合併ではないので、
会社名もそのまま、従業員もそのままで事業継承問題を解決できました。
さらに、同規模企業でも利害が一致したり、同系事業数社で大きな会社にする方法もあります。
どんなにいい会社でも、上手に事業を継承することができなければ廃業してしまいます。
廃業するにもお金がかかるし、経営者としては今まで築いてきたものがなくなってしまいます。

親族、従業員への継承もしくは、M&Aをもって
会社を最善の方向で残していけるよう
早めの対策をしていって頂きたいですおてんき

上野会計グループ(上野会計事務所 、(株)山梨M&Aセンター )
日本M&Aセンター

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